チューナーレステレビという商品をご存じでしょうか。テレビのような大画面なのに、テレビの受信機能がついていない。だからチューナーレスのテレビというわけです。最近は家電量販店でも売り出されていてジワジワ浸透しつつあるようです(2024.7.12)
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配線不要なのが助かる
我が家は建築事務所に依頼した注文住宅で、建てた時にアンテナコードの配線口を1階リビングと和室、2階寝室の3か所に設置しました。
キッチンはアイランド型にして食卓からはリビングの大型テレビを観て……とイメージしたのですが、その後、妻がグランドピアノを購入。テレビを置ける場所がなくなり、食卓では小型のポータブルテレビで我慢する日々が続いていました。
そんな我が家の救世主になったのがチューナーレステレビです。
アイランドキッチンの上の空間に43インチの画面がぴったりフィット。配線は電源だけでよくて、あとはWIFIでつなげればいいだけです。


テレビ番組は映らなくても、食卓で妻と楽しくNetflix等の動画配信サービスを存分に楽しめています。最近はABEMAプレミアムで視聴する「日韓歌王戦」が、夫婦で夕飯を食べる時のお気に入り番組です。


我が家はニトリで購入
我が家のチューナーレステレビは、ニトリがオンラインストアで売り出しているものです。
起動画面に出てくる「SmaTY」は会社名が「SmartTV」(つづりが微妙に違う)で、会社概要欄には
SmartTVは2022年6月に設立したばかりの今までにない新しい経営企業スタイルのスピードスタートアップで、AndroidTVを企画・設計・販売するファブレスメーカーです。
とあります。商品案内は動画にもなっています。
「NHK受信料を払いたくない」
我が家の場合、ダイニングにアンテナコードの配線口を用意してなかったために設置したチューナーレステレビですが、娘はリビングに堂々と設置しています。

理由はNHK受信料を払いたくないから…というものでした。
ひとり暮らしの時にNHKの受信料徴収で怖い思いをした(夜の8過ぎにチャイムを鳴らされた)そうで、あえてチューナーレステレビを選択したかたちです。
かつてはテレビが見たければNHKの受信料を払うしか選択肢はありませんでしたが、動画配信サービスがこれだけ隆盛をきわめてしまうと、若い世代はテレビよりもチューナーレステレビのほうが「NHK受信料を払わなくて済むから」という理由で選択するようになるだろうな…という気がしてなりません。
チューナーレステレビは、2021年にドン・キホーテが売り出し、一気に認知度が拡大しました。その後ニトリが続いて、いまや家電量販店でも売っているのを見かけるまでになりました。

テレビ番組は視聴できなくていい。でも大画面で動画配信を存分に楽しみたい
という消費者ニーズをくみとり、急速に浸透しつつあるように思います。
裏を返せば、テレビが売れなくなるわけで、特に(娘のように)若い世代はチューナーレステレビを買い求める傾向が強まるように思います。

テレビの未来はいかに……
地殻変動の予感を感じるこの頃です。
(いしばしわたる)
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