楽天証券から「獲得ポイントに関するお知らせ」という題名のメールが届きました。かゆいところに手が届く楽天グループの明朗会計ぶりは、他のポイント経済圏も見習う必要があるのではないでしょうか(2024.7.11)
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最初に楽天証券から届いたメールを紹介しましょう。
6月は654ポイントを獲得したそうで、うち500ポイントはクレカ積立(月額10万円)によるものとすぐにわかりました。
投信残高ポイントプログラム
でも「投資信託」の149ポイントと「投信残高ポイントプログラム」の5ポイントはよくわかりません。そう思って詳細ボタンをクリックすると、後者はこの画面でした。
なるほど、わたしは
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(0.017%)
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド(0.028%)
- 楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド(0.05%)
を積み立てているので、そのポイント進呈なんだな…とわかります。
しかも、計算式が書いてあって、
6月の進呈ポイント
10万円※×0.028%×30日÷365日=2.3013…
→ 少数点以下切り捨てで進呈ポイントは2ポイント7月の進呈ポイント
30万円×0.028%×31日÷365日=7.1342…
→ 少数点以下切り捨てで進呈ポイントは7ポイント
とあるので、積立額が大きくなればなるほどポイントが増えることがわかります。
ポイントによる投信購入か
前者の詳細ページはこの画面です。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)の説明でしたが、なぜ149ポイントなのかは、このページだけでは不明です。
わたしは積立投資信託を月額15万円おこなっていることに加えて、楽天ポイント(通常ポイント)が100ポイント以上になるたびに投資信託をスポット購入しているので、それらの行動でポイントが付与されるのだろうと推測しますが、正直よくわかりません。
楽天証券のメールは4月から
それでも、ここまで丁寧にポイント付与の内訳を連絡してくる楽天グループはすごいなと思います。
そもそも、楽天証券はいつからこのサービスを始めたんだろう?と思ってメールの履歴を確認すると、24年4月からでした。つい最近スタートしたサービスだったんですね!
ちなみに、楽天キャッシュからも「楽天キャッシュ獲得ポイント数のお知らせ」と題したメールが届くようになりました。
こちらは履歴をさかのぼると、7月4日に届いた6月分が第1号でした。はじまったばかりのサービスです。
楽天グループは毎月このようにポイント獲得数を知らせてくれます。楽天市場や楽天カードはずいぶん前から届いてましたし、楽天グループがもっとも力を入れている楽天モバイルも毎月下記のメールが届きます。
新たに楽天証券、楽天キャッシュでも始めたということでしょうか。利用者にとっては明朗会計であることはありがたい限りです。
他の経済圏も見習ってほしい
楽天経済圏の明朗会計ぶりに慣れてしまっているせいで、どうしても他の経済圏の”あっさり”ぶりが気になります。
例えば、Vポイントの場合「あなたのVポイント数・有効期限」と題するメールが届くだけです(今年4月の旧Tポイントとの統合後、計4回届いています)
つまり、現状のポイント残高だけで、毎月どういう理由でポイントが付与されたかは不明です。
他の経済圏は使ってないので比較のしようがないのですが、楽天経済圏が絶対王者の地位を占めているのは、かゆいところまで手が届く明朗会計ぶりにあるとわたしは思います。
しかも、クレカ積立もそうですし、対象投資信託を買うだけの「投信残高ポイントプログラム」もそうですが、ポイ活ユーザーの9割を占める「あまり努力せずに、いつの間にかポイントが貯まっているのが理想だ」と思っている人たちにピッタリなポイ活です。
楽天グループが行っているのはポイ活の「見える化」です。
自分の消費行動や日常の生活、あるいは資産運用スタイルがどうポイントに結びつくのか……。そこをわかりやすく示すことこそ、ユーザーに支持される経済圏へのファーストステップであると思います。
(いしばしわたる)
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