いま話題の「未来のレモンサワー」を飲みました。本当にレモンスライスが浮き上がってきてビックリです。味も美味しく、たまの贅沢にちょうどいいかもです(2024.6.15)
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アサヒビールの新商品
「未来のレモンサワー」は、アサヒグループホールディングス(証券コード:2502)傘下のアサヒビールの新商品。関東甲信越の1都9県の限定販売だそうですが、テレビCMもガンガン流しています(『グレイテスト・ショーマン』の曲を効果的に使ってます)
開発3年半を支えた社長の言葉
でも、わたしがこの新商品に惹かれたのは、日本経済新聞の記事を読んだのがきっかけです。
新商品は着想から発売まで通常1~2年かけるところ、今回は開発に3年半かけた。本物のレモンを使うニーズはあったが腐敗防止などが難しく、各社とも手を出せずにいた。アサヒは管理が容易な乾燥レモンを使い、きれいに浮かび形崩れもしない最適な厚みや切り方の試作を重ねた。
「守るものが少ない分、挑戦できる」。アサヒビールの松山一雄社長は「早く、安く、賢く、失敗しよう」を合言葉に社内で挑戦を促した。
日本経済新聞6月12日朝刊「アサヒ、ビールより高いレモンサワー 脱安値で独自色」
社長の言葉がいいですね~。「賢く、失敗しよう」。うん、いい言葉です。
企業で大事なのはチャレンジ精神です。失敗を恐れて縮こまっていては企業の成長は見込めません。
価格設定をあえて高めにしたそうですが、ラテマネーよりも安いので、それほど気になりません。むしろ「高いから1本にしておこう」みたいに飲酒の抑制効果につながると思えばいいだけです。
ということで、日経の記事を読んで、かつ実際にレモンが浮かび上がるか見てみたくて購入。妻とふたりで1本を飲みました(もともと酒量はこの程度なのです)

あら、おいしい。女性向きかも…
ふだんはビール党の妻も気に入ってくれたので、また買ってこようと思います。
配当氏「厳選22銘柄」のひとつ
アサヒグループホールディングスはかつて株主優待(株主限定ビール)めあてで100株保有していましたが、既に手放してしまっています。でも、日経記事の「賢く、失敗しよう」を読んで会社の姿勢に興味を持ち、いまは株価の動きをチェックする対象ポートフォリオに加えています。
ちなみに、アサヒグループホールディングスは、配当太郎氏の新刊本で列挙している「厳選22増配銘柄」に入っています。
アサヒグループホールディングス
2015年12月期の1株益が「166.3円」だったのに対して、2024年12月期は「376円」ですから、10年で2倍以上になっています。
この時期の1株配は、「50円」から「132円」となっているため、もう少しで3倍近くに届く勢いです。【注目ポイント①】
配当太郎「新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資」(クロスメディア・パブリッシング刊)より
積極的な海外進出によって業績は右肩上がり
アサヒグループホールディングスは、ビール醸造所を保有するヨーロッパ、オセアニア、日本の3拠点を中心に、北米や南米、アジアでも売り上げを伸ばしています。
2019年には、オーストラリアのビール業界最大手カールトン&ユナイテッドブリュワリーズを買収するなど、海外でのM&Aも積極的に進めています。
日本のビール市場は、人口減少や若者のビール離れによって、市場規模の拡大は難しい状況ですが、海外進出によって業績は右肩上がりです。
なお、公平を期しておくと、ライバルのキリンホールディングス(証券コード:2503)も配当氏の「厳選22増配銘柄」に入っています。ファンケルのTOB(株式公開買付)による完全子会社化で、ますます「非ビール事業」に力を入れる姿勢を強めています。
キリンホールディングス
配当実績は、減損損失を出した2015年12月期でも、1株配は前年同月期と同じ「38円」を維持しており、2019年12月期間で「64円」、2024年12月期間「71円」と着実に増配しています。【注目ポイント①】
配当太郎「新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資」(クロスメディア・パブリッシング刊)より
医薬品やバイオケミカル事業が業績好調
一般消費者の感覚では、「キリンといえば、キリンビールであり、午後の紅茶だよね」と考えがちですが、現在のキリンは医薬品やヘルスケア商品、バイオケミカル事業などに注力しており、近年の順調な成長を支えているのは、そうした「非ビール事業」の躍進によるものです。
企業の成長は挑戦する意欲と競争があってこそーー。そんなことを思いながら「未来のレモンサワー」を美味しくいただきました。
(いしばしわたる)
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