JR東日本がはじめた金融サービス「JRE BANK」の最大の魅力は、運賃4割引券が年間最大10枚貰えることです。それがどれだけお得なことなのか、JR東日本(証券コード:9020)の株主優待から考えてみます(2024.6.5)
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JR東日本の株主優待
JR東日本の株主優待は、300株以上で株主優待割引券(4割引)1枚と株主サービス券(JRE MALLで利用できる500円クーポンなど)です。

JR東日本の株主優待は充実しているのですが、配当利回りは決してよくありません(6月5日現在の予想配当利回りは1.87%)
300株の保有には83万2500円必要です(6月5日終値で計算)。夫婦で300株ずつなら、この倍の額が必要です。決して安い買い物ではありません。

片道切符分が1度だけ4割引きになってもなあ。それならもっと配当利回りがいい銘柄の購入原資に充てよう…
と考えて、私と妻名義で300株ずつ持っていたのですが、昨年売却してしまいました。
JRE BANKなら最大10枚
株主優待で4割引と聞いて、ピンと来た人が多いでしょう。JRE BANKも(1)ビューカードの保有、(2)給与・年金受け取り口座への設定で運賃4割引券が貰えるからです。
以前の記事(運賃4割引券貰える「JRE BANK」の口座開設を完了しました )から再掲します。
主な特典は以下の3つです。
- 「JRE BANK」特別優待割引券(運賃4割引)
- 「どこかにビューーン!」2,000ポイント割引クーポン
- Suicaグリーン券(モバイルSuica限定)
それぞれ条件があるのですが、1の場合、
【条件1】ビューカードのクレジットカードを所持
(預金残高)300万円以上2枚/50万円以上1枚【条件2】「JRE BANK」で給与等の受取設定
(預金残高)300万円以上3枚/50万円以上2枚【条件3】 (1) ビューカードのクレジットカードと (2) 「JRE BANK」で給与を両方の条件クリア
(預金残高)300万円以上5枚/50万円以上3枚となっています。判定日は年2回。JREカードは条件1の対象なので、預金残高を300万円にしておけば、年間2枚×2の計4枚は運賃4割引券をゲットできます。いずれ年金受給開始年齢になって年金受け取り口座に設定すれば、条件3の年間5枚×2の計10枚ゲットできるようになります。
運賃4割引券貰える「JRE BANK」の口座開設を完了しました
わたしと妻はビューカード(JREカード)ユーザーですし、JRE BANKに300万円ずつ既に入金したので、条件1はクリアです。ふたりともまだ年金受給年齢ではありませんが、その歳になったらJRE BANKを年金受取口座に設定するつもりなので、数年後には条件3をクリアします。
今年は夫婦で4枚ずつ、数年後には10枚ずつ運賃4割引券がゲットできるのです。
これは、JR東日本株を持っていた身からすると、ものすごくお得な特典です。
考えてもみてください。夫婦で300株ずつ保有するのに160万円以上の資金が必要で、それでも1枚ずつしか貰えません。
10枚は2100株も必要
JR東日本の株主優待は、保有株数に応じて、運賃4割引券の枚数が増えていきます。
- 300株 1枚
- 400株 2枚
- 600株 3枚
- 700株 4枚
- 900株 5枚
- 1200株 6枚
- 1500株 7枚
- 2000株 9枚
- 2100株 10枚
となっています(いちばん多いのは30万株以上で500枚)
割引券4枚なら194万2500円の資金でJR東日本株を700株買うのと同等、10枚なら582万7500円の資金でJR東日本株を2100株買うのと同等。夫婦ならこの倍の額が必要です(どちらも6月5日終値で計算)
JRE BANKの”お得”度がわかっていただけたでしょうか。
「新幹線eチケット」に登録
さて、昨年の売却で、我が家に残っている「株主優待割引券」は2枚です。6月30日までに使わないといけませんが、あいにく妻が忙しくしていて、夫婦で旅行に行けるかどうか微妙です。
それでも、JRE BANKの”予習”と思って「新幹線eチケットサービス」で使えるように事前登録するところまでやってみました。
株主優待のページをみると、こう出てきます。

JRE BANKの割引券は、株主優待制度をそのまま踏襲した配布になるだろうな…
そのように思えば「えきねっと」や「新幹線eチケットサービス」は習熟しておく必要があります。
株主優待の4割引券の登録は、ウェブの「えきねっと」から行います。
ログインすると「マイページ」にアクセスできるようになります。マイページを下にスクロールしていくと「株主優待割引券の事前登録」と出てきます。

そこをクリックして、割引券に記載されている「株主優待割引券番号」と「パスワード」を入力して登録するだけです。

こんなふうに登録しておいて、あとは「新幹線eチケット」の申し込みと「ICカードと座席の紐づけ」を行えば完了です。
自宅のPCからできるのは便利ですが、慣れるまでは時間がかかりそうです。
でも、何よりいまは、妻が「忙中閑あり」で6月中に新幹線で旅行に行けるかどうかです(こればかりは「果報は寝て待て」の気分…)
(いしばしわたる)
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