日銀のマイナス金利政策解除を受けて、大手銀行が預金金利の引き上げに動き出しました。引き上げが「20倍」と聞くと、何かすごいことのように思えますが、実際はネット銀行の現行金利よりもはるかに下の水準です。これならポイ活のほうがずっといい…と思うのはわたしだけでしょうか(2024.3.20)
〈PR〉
登録は簡単、3ステップのみ!無料会員登録はこちら銀行の手数料が嫌いなわたし
わたしは以前から無駄な出費は異常に嫌う傾向があります。中でも銀行の手数料ぐらい悔しいと思うものはなくて、どうにかして手数料は無料にする方策を考えます。エアウォレットを使い始めたのも、他行振込の手数料を無料にしたいがためでした。
きっと、気持ちの底流にあるのは、普通預金の金利が0.001%。つまり、100万円を預けていても、1年で利息はたった10円(税抜き)にしかならないのに、自分の口座に振り込むだけでも手数料が数百円かかることがあまりに理不尽…と思っているからでしょう。
20倍に引き上げと言うが…
さて、そんなふうに評判が悪い「0.001%」にようやく別れの時が来ました。今朝の日本経済新聞を読むと、こう書いてあります。
三菱UFJ銀行と三井住友銀行は19日、普通預金の金利を現在の20倍の0.02%に引き上げると発表した。PayPay銀行は0.03%にする。みずほ銀行とりそな銀行、三井住友信託銀行も引き上げに動く。3メガバンクが普通預金の金利を引き上げるのは、日銀が最後に利上げした2007年以来17年ぶりだ。
大手銀行なのはマイナス金利政策が始まった16年2月に預金金利を0.02%から0.001%に引き下げていた。政策金利がプラス圏に浮上することで預金金利も「金利のある世界」に戻る。
3月20日付「日本経済新聞」3面 「金利ある日常再び」より
記事中の小見出しは「20倍の0.02%に」とあり、なにかすごいことのように思えますが、わたしがメーンバンクとして利用している楽天銀行は、楽天証券と連携(マネーブリッジ)するだけで、300万円まで0.1%、300万円超は0.04%です。まだまだ足元にも及びません。
ネット銀行にはかなわない
でも、「金利のある世界」になったら、ネット銀行の金利も引き上げ競争があるかしら?
そんな気もしたので、自分が利用している銀行の金利を調べてみたら、
- 楽天銀行:0.1%(300万円まで。300万円超は0.04%)
- 住信SBIネット銀行:0.01%(SBI証券の証券口座と連携する「SBIハイブリッド預金」のみ)
- みずほ銀行:0.001%(近く0.02%に引き上げか)
- 三井住友銀行:0.02%(4月より)
ということで、やはり楽天銀行がいちばん金利が高かったです。
もちろん、金利だけに着目すれば「東京スター銀行」(0.25%)や「auじぶん銀行」(0.2%)などがありますが、いろいろと条件があったりします(例えば「【普通預金の金利を徹底比較!】普通預金金利の高さで選ぶ!「おすすめのネット銀行」一覧!」参照)
なにより「わずか0.25%のために新規口座の開設は馬鹿らしい」と思うので、自分は引き続き楽天銀行をメーン口座に据えておくつもりです。
ポイ活の方がはるかに稼げる
しかし、その楽天銀行にしても、仮に100万円を預けていても、1年間の利息はたった1000円(税抜き)です。
それなら、ポイ活をしたほうがずっと効率がいいです。
以前、銀行間で自分のお金を自動でぐるぐる回すだけでポイ活になることを記事にしました。
私が3つの銀行口座で実際にやっている定額自動振込の設定をお教えします。
楽天銀行から住信SBIネット銀行に毎月10万円を自動振込する
⇒ 楽天ポイント:その他口座振替(自動引落)で3ポイント付与
⇒ スマプロポイント:定額自動入金で30ポイント付与住信SBIネット銀行から三井住友銀行(Olive支店)に毎月10万円を自動振込する
(このうち5万円はSBI証券のクレカ積立で使用)
⇒ スマプロポイント:口座振替で5ポイント付与
⇒ Vポイント:3万円以上の被振込で200ポイント付与三井住友銀行(Olive支店)から楽天銀行に毎月5万円を自動振込する
⇒ 楽天ポイント:他行口座からの振込で3ポイント付与SBI証券のクレカ積立用の5万円を除けば、実質的に還流させている金額は5万円です。それを3つの銀行口座を自動振込でぐるぐる回しているだけで、毎月ポイントが自動的に貯まっていきます。
自分の預金を還流させるだけ:究極の「ポイ活」教えます
自分のお金を自動でクルクル回すだけで、毎月241ポイント、年間2892ポイントが貯まります。まだまだ低い利息よりも、ずっといいと思いませんか?
エアウォレットや証券口座を介した資金移動で手数料は徹底して無料を追求して、あとは自分の資金の還流で年間3000円近くになるポイ活をすることで、まだまだ低い金利の不足分を補っていこう……。
「金利のある世界」の記事を読みながら、そんなことを考えた次第です。
(いしばしわたる)
〈PR〉
オリジナルコンテンツ数No1!【ABEMAプレミアム】