日経平均株価が終値で4万円の大台に乗りました。保有株の評価益が右肩上がりで増えているので嬉しいのは間違いありませんが、新たに買うときに「高値掴みになるのでは?」と逡巡します。そんな時代に慎重に資産を増やす買い方かも…。そんな気持ちで、わたしが最近取り組む半導体関連銘柄の「1株投資」の現状を報告します(2024.3.4)
悩みは新規の国内株購入
バブル期の最高値を突破したのが2月22日ですから、わずか10日余りで4万円の大台につけたことになります。株高のピッチに驚きますが、そういう時期の悩みは何といっても新規の国内株購入ではないでしょうか。
わたしは記事にも書いているとおり、今年に入ってからは新規購入はかなり抑制していて、値がさ株が多い半導体関連株を1株ずつ買い増すだけにとどめています。
数日で評価益は3~5%に
でも、このチマチマした買い増し方法は、この株高に思える日経平均4万円時代には案外あっているのかもしれません。
というのも、1株投資ー「単元未満株」で買い出してから(わたし名義は2月26日約定から、妻名義は2月28日約定から)まだわずかしか日数が経っていないのに、それなりの評価益をたたき出しているのです。
全体の評価益と、評価益の多い順に4銘柄がわかる画像をお見せしましょう。「単元未満株1」がわたし名義、「単元未満株2」が妻名義です。


いかがですか。まだまだ金額は小さいかもしれませんが、こんな短期日で3~5%の評価益になるとは、正直思ってもみませんでした。
買う時に「前日比で2%以上下げた銘柄」という条件にしているだけです。いわゆる押し目買い(*)です。ただ、下げている時に買うわけですし、2日連続で前日比2%以上だとナンピン買い(*)になります。
(*)押し目買い:株価が上昇している局面で、一時的に株価が下落したタイミングを見計らって買いを入れること
(*)ナンピン買い:保有銘柄の株価が下がった時にさらに買い付けること
もっとも、一般的にナンピン買いのデメリットは、
- 損失が大きくなる可能性がある
- 1銘柄に資金が集中してしまう
と言われますが、1株ずつ買っているため、損失も大きくなりませんし、1銘柄に集中することもありません。
半導体関連銘柄の復元力
しかも、単元未満株の方法で購入しているのは半導体関連銘柄です。
以前の記事で書いたように、「5~6年続く長期ブームになる」可能性があるので、一時的に株価が下がることがあっても復元する力が強そうです。
もちろん、まだ初めて10日足らずの方法に過ぎません。
でも、株高で「下がったらどうしよう…」と心配しているなら、わたしのスタイルも参考になるのでは、と思います。
それにしても、日経平均4万円時代が到来するとはーー。バブル崩壊からの「失われた30年」をリアルに経験した身としては、なんとも隔世の感ですが、低迷した時代を知っているからこそ、これからも「石橋を叩いて渡る」スタイルを貫きたいと思います。
(いしばしわたる)
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