マンションの買い替えに伴って住宅ローンを完済することになり、先日手続きを行ってきました。そこで気づいたのは、銀行系の経済圏ーー端的に言ってしまえばVポイントは、他の通信キャリア系の経済圏と伍していこうとするなら、「銀行由来のポイントアッププログラムは変更したほうがよい」という点でした(2024.2.19)
みずほマイレージクラブ
この記事は、住宅ローンそのものが題材ではないので、なるべくはしょって事情を書きますと、我が家は自宅以外にセカンドハウスローンを利用してマンションを持っています。
ところが、より気に入ったマンションが売り出されたので、それまでのマンションを売却することとし、無事に買主も決まったので、住宅ローンの繰上返済手続きを行ったわけです(売却の際にはローンを完済して抵当権を抹消する必要があります)
そこで、ローンの借り先であるみずほ銀行で繰上償還の手続きを行ったのですが、その際、「みずほマイレージクラブ」の説明がありました。

お客様は現在はSステージですが、ローンを完済しますと、ほかの条件を満たしていない場合はAステージに変更となります。他行振込手数料やコンビニATMの時間外手数料に変更が生じますので、あらかじめお気をつけください。
もらった「みずほマイレージクラブ」のサービス内容をみると、他行振込手数料が、Sサービスなら月3回まで無料なのが、Aステージでは毎回手数料が発生することになります。
他行振込がすべて有料に
わたしがメーンで使っている銀行口座は楽天銀行です。サブで使っているのがみずほ銀行ですが、楽天銀行からみずほ銀行に資金移動するのは月3回まで無料です(残高100万円以上などで「VIP」の場合)
ところが、みずほ銀行から楽天銀行に資金移動する場合、インターネットバンキングでも1回あたり150円もしくは320円の振込手数料がかかってしまうのです。どちらも自分の銀行口座なのに。

あ~あ、みずほ銀行の預金は証券口座を介して楽天銀行の口座に移すしかないなあ…
と思いながら、ローンの担当者の説明を聞いていました。

証券口座を介して他行振込手数料を無料にする方法は、下記の記事をごらんください。
銀行の振込手数料を無料にする方法教えます
Vポイントアッププログラム
このみずほ銀行でのやりとりで、自分がもうひとつ思ったのがVポイントのことでした。
Vポイントにも「Vポイントアッププログラム」というのがあり、これをフルに利用すればVポイントが最大20倍になると喧伝しているのです。
使う人がいるのだろうか
対象店舗でスマホのタッチ決済を使えば、+6.5%還元というのは素晴らしいと思います。
でも、家族まで口座を開くのは大変ですし(そもそも子供たちは独立しているので対象は妻だけ)、「Vポイントプログラム」のほうは、まさに銀行系ならではのポイントアップのメニューです。

住宅ローンで+1%、生命保険で+2%、カードローンで+1%…
ポイ活目当てで、こんなの使う人がほんとにいるのだろうか
楽天のSPU(スーパーポイントアップブログラム)のほうが、ポイ活としては格段に使いやすいです。

楽天SPUについてはこちらの記事をごらんください。
SPU改悪後の楽天経済圏はいかに!?
SPU改悪で楽天経済圏の買い物方法はどうなる
Vポイントは今年4月からTポイントと統合するので、利用できる店舗が増えることが予想されます。
+6.5%還元の対象店舗が増えるのは嬉しいですから、Vポイントは楽天経済圏の次に利用するサブ経済圏として今後も使おうとは思っています。
でも、もし楽天経済圏を抜き去りたいと思っているなら、銀行由来のポイントアッププログラムは改善したほうがよいのではないでしょうか。
(いしばしわたる)
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