やっぱり競争こそサービス充実の源泉です。楽天証券の単元未満株取引サービス「かぶミニ」の手数料が無料になりました。SBI証券の同種サービス「S株」が手数料無料を前面に打ち出していたためです(2023.12.18)
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楽天証券とSBI証券の単元未満株取引サービスは、朝日新聞出版社発行の「AERA Money」が記事に取り上げ、手数料の違いを詳しく報じていました。
AERA Moneyの特集を紹介した私の記事(AERA Moneyで「かぶミニ」「かぶツミ」を学ぶ)から、該当部分を引用しましょう。
楽天証券の「かぶミニ」とSBI証券の「S株」を比べると、手数料では「S株」に軍配が上がります。
わたしは単元株で買うようにしているので「かぶミニ」も「S株」も、今のところ視野の外にあります。でも、もし本格的にやろうと考えると、「かぶミニ」の手数料が気になるのは間違いありません。
AERA Money編集部も当然そこを取材するわけで、記事はスプレッドと手数料にかなりの紙幅を割いています。 仕組みの部分は飛ばして、いくらぐらいの手数料になるか、肝の部分を引用します。仮に東証の前場寄り付きでの購入の場合、株価(前場寄り付きの始値)が1000円なら「1000円+(1000円×0.22%)=1003円」で購入することになる(1年未満は購入時が切り上げ、売却時は切り捨て)。この場合3円分がスプレッドであり、実質的なコストということになる。
かぶミニの往復コストを具体的に計算すると、3000円の場合で14円、5000円で22円。この手数料を高いと感じるか、良心的と感じるか?
うーん、AERA Moneyの記者さんは「良心的」なんて配慮する表現を使っているけど、自分ならいやだなあ。手数料は楽天証券ももうひとがんばりしないと……。
AERA Moneyで「かぶミニ」「かぶツミ」を学ぶ
寄付・引け手数料が無料に
このように書いていたら、なんと12月12日リリースで「かぶミニ」の寄付・引け取引については手数料、スプレッドとも無料に変更されました。
かぶミニ®でリアルタイム取引ができるのは主要ネット証券※1で楽天証券だけ!
通常取引と同じ時間帯で1株からお取引ができます。
さすが楽天証券。SBI証券のS株はリアルタイム取引に対応していないので、その違いを前面にアピールすると同時に、そちらはスプレッドは引き続き0.22%取りますーーという内容です。
かぶミニ®の取引の85%※2がリアルタイム取引でされています。
売買代金ランキング上位の値がさ株も1株からリアルタイム取引が可能です。
少額からはじめることができますので、いきなり大きい資金ではじめるのは怖い、まずはトレードに慣れてみたい、という方にもピッタリです。
さらに、国内株の積立投資サービス「かぶツミ」に相当するサービスがSBI証券にはありませんので、何もメンションがないということは「かぶツミ」もスプレッドは維持されるのでしょう。
競争こそサービス充実の源泉
もっとも、SBI証券が単元未満株のリアルタイム取引や積立投資サービスに乗り出せば、状況はまた変わるかもしれません。競争こそがサービスを充実させるのだと言えましょう。
その意味からも、楽天証券とSBI証券には、どちらも引き続き頑張ってほしいと思います。
(いしばしわたる)
「かぶミニ」「かぶツミ」はこちらもごらんください
資金に余裕がない人に勧めたい「かぶツミ」
「かぶツミ」の設定はカンタンでした
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