保有銘柄の中間報告書を読んで、自分なりの「中間評価」作業がほぼ完了しました。将来的な買い増し候補となる「増収増益+増配」銘柄を共有しましょう(2023.12.14)
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5分類に仕分けする
この時期は保有銘柄の中間報告書(+中間配当金の案内)が次々と郵送されてきます。
配当金額だけを確認してすぐ捨ててしまう人もいると思いますが、同封されている中間報告書を読むと、その企業の将来性・成長性がうかがえて「次の行動」を考えるきっかけになります。

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みなさんの「中間評価」はいかがですか
これは誰もが同じだとは思いますが、わたしが注目するのは業績と配当利回りで、おおよそ以下の5つに仕分けします。
- 増収増益+増配
- 増配
- 減収減益
- 減配
- その他
2番の「増配」は、株主還元の姿勢を維持している点は評価できるものの、業績が伴わなければいつか無理が来ます。ですから、保有は続けるものの、買い増し候補からは除外しています。
理想は「増収増益+増配」
1番の「増収増益+増配」は、企業の業績が伸び、その利益の還元から増配になるという、もっとも理想の姿です。株価が下がったりした時に買い増そうと、虎視眈々と狙う銘柄リストになります。
4番の「減配」は売却候補であり、3番の「減収減益」も、利回りが悪ければ売却の可能性が高まります。
とはいえ、わたしの場合は「減配=売却」とは限りません(自動的にそう判断したほうが傷は浅いかもしれませんが)
その銘柄を購入した時には、それなりの理由があったはずです。例えば「グローバル・ニッチで海外売上比率が高い」であるとか「この分野で事実上の独走状態である」といった理由です。そうすると、減配の理由が特殊要因なのかどうか、そこは中間報告を読んで判断したいと思うのです。
そんなふうに、この時期の中間報告書は結構まじめに目を通して、Yahoo!ファイナンスでそれぞれポートフォリオを作成し、値動きをチェックするようにしています。
「増収増益+増配」20銘柄
今回、1番の「増収増益+増配」は、ポートフォリオで数えてみると、全部で20銘柄でした。
もっとも、これは自分が新NISAの成長投資枠で買い増ししていこうと思っている銀行・保険・商社・通信株は除外しています。別のポートフォリオで値動きをチェックしているので、今回「増収増益+増配」だった三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)、SOMPOホールディングス(8630)、MS&AD(8725)、KDDI(9433)などは除外しています。
また、株主優待目的で保有して、これ以上は持つ必要がないと判断している銘柄ーー例えば、東急不動産ホールディングス(3289)、セントラルスポーツ(4801)なども除外しています。
あくまでも自分自身の買い増し候補の洗い出しが目的ですので、その点はお含みおきください。
「増収増益+増配」の20銘柄と予想配当利回り(12月14日現在)は以下のとおりです。
- 兼松(8020) 4.44%
- ウェルネオシュガー(2117) 4.40%
- ジャックス(8584) 4.17%
- コマツ(6301) 4.06%
- 東洋製缶H(5901) 4.10%
- ジーテクト(5970) 4.03%
- アマダ(6113) 3.96%
- 三菱HCC(8593) 3.94%
- GSIクレオス(8101) 3.84%
- 東テク(9960) 3.84%
- クイック(4318) 3.83%
- エスリード(8877) 3.75%
- 野村不動産HD(3231) 3.56%
- コムシスH(1721) 3.36%
- 東京センチュリー(8439) 3.32%
- 全国保証(7164) 3.27%
- リコーリース(8566) 3.17%
- マクニカH(3132) 2.10%
- 野村ホールディングス(8604) -
- 大和証券グループ本社(8601) -
野村HLDと大和証券Gは予想配当利回りが公表されていませんが、別記事で書いたとおり、中間配当は増配しています(23年3月期の実績配当利回りは、野村HLDが3.38%、大和証券Gが3.76%)

別記事はこちら
「貯蓄から投資へ」を追い風に:証券会社の中間報告を読む
新NISAの成長投資枠では、できるだけ高配当株で、かつ成長性・安定性に着目して銘柄選びをしたいところです。
その意味で、この「増収増益+増配」銘柄は十分候補になるでしょう。参考にして頂けたら幸いです。
(いしばしわたる)
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