あすから11月です。楽天証券もSBI証券も11月から新NISAの積立設定の予約がスタートします。これまで「つみたてNISA」で積立投資信託をしていた人は「何か手続きが必要?」と聞かれたので、必要な作業について記事にまとめてみました(2023.10.31)
【追記】楽天証券の積立予約サービスを使って実際に設定しました。別記事をごらんください(2023.11.13)
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必要な手続きは何?
「何か手続きが必要?」と聞いたのはわたしの娘2人です。たまたま先週末に一緒に映画を観に行き(ディズニーの「ホーンテッド・マンション」。笑えて泣けてとてもよかったです)、その後一緒に食事をしている時に訊かれました。
娘たちは楽天証券利用者で、どちらとも月額10万円の積立投資信託を行っています。
つみたてNISAで月額33,333円、特定口座(源泉徴収あり)で月額66,667円。もちろん楽天カードによるクレカ積立と楽天キャッシュ積立を併用しています。
「新NISA口座は新しく開設する手続きはいるの?」
「今までのつみたてNISAの分は移管されるの?」
などと質問されました。きょうは、娘の疑問に答えるような形で記事にまとめてみます。

クレカ積立と楽天キャッシュ積立は下記記事をご覧ください
積立投資信託の「クレカ積立」はどこがオススメ?
クレカ積立で新たな動き! 月額10万円に拡大へ
必要なのは積立額の変更
まず、すでにNISA口座を持っていて、NISAもしくはつみたてNISAを利用している人は、新たに口座を開設するような手続きは一切ありません。
24年1月から旧NISAでの買い付けや旧つみたてNISAでの積立ができなくなるだけで、24年1月からはつみたて投資枠で積立投資信託を、成長投資枠で国内株や投資信託、ETF等の買い付けが可能となります。成長投資枠で積立投資信託を行うことも可能です。
今までのつみたてNISAは、そのまま持っていればいいだけです。新しく積み立てることは24年1月以降できなくなるだけで、積立開始時から20年間は非課税ですし、20年たてば特定口座に移管されるので、長期に複利効果を効かせて評価益をぐんぐん増やしていけばいいだけです。
ですから、娘たちのようにつみたてNISAで月額33.333円、特定口座(源泉徴収あり)で月額66,667円の積立投資信託を行っていた人は、次のような作業をすればよいだけです。
- 新NISAのつみたて投資枠で月額10万円の積立設定を行う
- 特定口座で月額66,667円の積立設定を解除する
積立予約サービスの中身
さて、現行のNISA口座の開設数で圧倒的なツートップである楽天証券とSBI証券は、楽天証券は11月13日(月)から、SBI証券は11月18日(土)から、新NISAの積立設定を行えるようになります。
積立予約の活用例:毎月50,000円(内訳:つみたてNISA33,333円、特定16,667円)を積み立ている場合
つみたてNISAでは、月額33,333円が上限でしたので、特定(課税)口座の積立設定をNISAに切替えることで、非課税メリットを最大に享受することができます。
楽天クレカや楽天キャッシュでの投信積立を新NISAに引き継がれた後、設定変更する場合、注文反映は2月以降です。あらかじめ積立予約をすれば、1月の注文から反映されます(12月12日までに手続が必要です)
参考URL:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20230929-01.html
下記のケースの人は「積立予約サービス」を利用してください、とのことです。
- 1月から積立金額を増やしたい(楽天カード、楽天キャッシュをご利用の場合は12/12までに予約してください)
- 特定口座での投信積立をNISA口座に変更したい
- 特定口座のかぶツミ™、米株積立をNISA口座に変更したい
- 楽天証券でNISA口座を申込(金融機関変更)したが、1月から楽天カードや楽天キャッシュで投信積立を始めたい(12/12までに予約してください)
「楽天カード、楽天キャッシュをご利用の場合は12/12までに予約してください」とあるので、11月13日から12月12日までに設定する必要があります。 まだまだ先だと思いましたが、1か月の間に予約手続きをしないといけないのですね。
SBI証券は11月18日から
SBI証券も紹介しておきます。
いよいよ新NISAが現実のものになってきたーーという気がしますね。
(いしばしわたる)